ヤンキー・モンキー・ベイビー!

第二章ヤンキー娘、旅に出る /下半身事情で判別しました

ターベルから出立して20日過ぎた頃、事が起った。それも2つ…。


森を出た先で私がマルクスに遠まわしに言ってみる。


『悪いねんけど…、お月様が……』

「分かってる!皆まで言うな、言ってくれるな!!って言うか、聞きたくねぇー…」


28周期の例のアレがやって来る。

すでに匂いが出ているのか、ラムスのおっさんは、この頃鼻息が激しい。しかも、目がギラギラして来た。

よって私は、持って来たコチバを塗る決断を迫られてる状況である。

そんな時、嗅覚も聴覚も全てにおいて獣になっていたおっさんが叫んだ。



「大量の蹄の音が聞こえ申す!!」



すると遅れてバロンも、何かを知らせるように鳴き出した。

ロバより聴覚がいいって…おっさん、先祖返りしてるんちゃうかと思ってしまうぐらいやった。


暫くして、私等の耳にも大量の蹄が聞こえ出し、それがただの旅人の数じゃないと誰もが分かった。すぐに、全員が剣を構える。

森を抜けた所で、その団体が姿を現した。


クロード皇太子とベルナールがその団体を見て、前に出る。
そして声を揃えて問う。





「「お前たち、何事だ?!!」」


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