ヤンキー・モンキー・ベイビー!

第三章ヤンキー娘、喧嘩上等!! /勿体ないラッキーアイテム!

出遅れた!間違いなく、我らは出遅れた!!



何故なら、未だ城門前(スタート位置)から動いていないからだ!!

何もかもこのおっさんのせいだ。(もうトーカ殿のように、おっさん呼ばわりしてやる!!)


隣りの塔の方では、すでに何かが起っているようで、大勢の戦う声が響いていた。そして城内では大きな爆発音もした。

俺達は、城門付近になだれ込んで来た兵士達を制圧したまでは良かった。(ほとんど豹変したおっさんがやったんだが・・)


だがその後が問題だった・・・。


人間の言葉を理解しない獣と副隊長とのやり取りに、敵と戦うより労力と時間を食っていたからだ。



今も必死で、副隊長が身振り手振りで宥めている姿は、まるでゴリラに手話を教えているようだ・・・。


「ら・・ラムス閣下!もう制圧しました・・・お・わ・り・です!どうか人間にお戻りを!!ち、違ったーー!どうか正気にお戻りを!!」


ザルビアのババ将軍達はもう自分達だけで行くつもりなのか、城内に足を向けている。

くそっ!我等だけまた出遅れる、そう思った瞬間・・・塔に行っていたクロード皇太子達と、傀儡と思われる人間達が一斉にこっちにやって来るのが見えた。

ババ将軍も城に行きかけた足を止め、皇太子の一群を待つ。


「ババ将軍、今から城内に攻め込むぞ!傀儡の解放をトーカ殿がやってくれたのだ」


そう言って、一群がそのまま城内に入る。おっさんはここに残すしかないかと副隊長と顔を見合わせていると、突如鼻をクンクンしだしたおっさん。そして、雄たけびを上げた。



「ウオォォォーーー!」



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