ヤンキー・モンキー・ベイビー!

第三章ヤンキー娘、喧嘩上等!! /悪い顔の2人がやることは?

『ほな行くで、皆!!』


その瞬間、クラクションとエンジン音が返事の代わりに、一斉に鳴り響く。
ベルさん達は慣れたもの顔でそれを見、他の兵士達は驚愕していた。

私等にビビった兵士が道を開ける中、戦いのど真ん中まで来た所でバイクを止める。

そして、じじいに手を挙げ合図を送った。

その途端、兵士全員が身ぐるみを剥がされる。
舞い上がる鎧、剣、矢じり・・紋章までもが空高く舞い上がり向うの空に消えて行った。

間抜け姿の兵士達は、意味が分からずあんぐり顔である。



私は、さっきじじいに頼みごとをした。


『じじい、やって欲しい事があんねん』

「何じゃ、言うてみぃ」

『私が合図したら、此処に居る全員の鎧や武器と紋章を全てどっかやってくれ』

「何をするつもりじゃ?」

『あいつ等、鎧と紋章で敵味方を判断してる。それを無くしたらどうなると思う』


悪い顔をして言う私に、暫く考えて面白い事になるのうと、じじいも悪い顔で答えた。

そして、快く了解した。そしてもう一つ、頼みごとを言う。


『後1つ、身ぐるみ剥いだ後、魔術禁止にして欲しいねん。そうしんと、魔術使える奴だけ優位やろ。ずっこくなるねん』

「ふむ、確かに。それなら、儂じゃなく姫さんが術をかけろ」

『私がするんか?できんのか?』

「簡単じゃ、さっきみたいに大きな声で命令すればできるじゃろ。むしろ儂よりも、姫さんの方が面白そうじゃ」


そう言って、ひゃっひゃと笑った・・・。




では、じじいの言う通り大きな声で言い放つ。


『こっから、魔術禁止ー!!終了~~。』


これでええんかって、丘の上のじじいを見ると頭上で大きく丸を描いていた。

思わず笑う。




『ほんじゃ始めますか』


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