ヤンキー・モンキー・ベイビー!

第四章ヤンキー娘、繁殖期到来 /ババ、アピールを間違う!!

『マルクス、ベルさん。あそこっ、あそこっ!ぎょうさん人おるやん!!牛もおるっ!!』


「分かったから窓から身を出すな、危なねぇだろうが!!お前一応現場監督なんだぞ。そんなにはしゃいでたら威厳がねぇ。それよりお前、あれちゃんと持ってるだろうな」

『ん?これの事か?』


ポーチから紙を出しそれをヒラヒラさせ、ぞんざいに扱うバカ猿。


「お前、人が折角考えてやった挨拶文を・・・マジ感謝のねぇ持ち方だよなっ!それ、ちゃんと覚えたんだろうな?!」

『こんな長いの覚えられるかいな。要約して覚えた』

「おいっ!」

「着くぞ」


顔に怒りマークを出し突っ込もうとしたら、ベルナールにそれを止めるかのように声を掛けられた。


馬車が止まり、馬蹄が扉を開けると見知った面々が、そこに居た。

うん、やっぱり全員集合か・・・。こいつがここの現場監督になるには、二国で了承しないといけない。

だからこの人の耳にも勿論入るわな・・・。


「トーカ、待っていたぞ」


キラキラスマイルで出迎えるクロード皇太子。


『あっ、クロード達も来てたんか?』

「トーカがここの監督者で来るって聞いてな」

『ギルスさん、ご無沙汰やな!』

「トーカ殿、お元気そうでなによりです」

『ババチビリ、もう体大丈夫か?』

「心配をおかけ申した。この通り、全快ですぞ!!」


クロード皇太子の差し出された手を握って、馬車から降りるトーカ。

周りの現場の男どもがそれを見て頭を下げて出迎えた。

皆がトーカの言葉を待つ。


威厳のある挨拶だぞ!!
い・げ・ん!!バカ猿に、必死に念を送る俺。







『まいどっ!!』

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