ヤンキー・モンキー・ベイビー!

第五章ヤンキー娘、雨降って地固まる。 /繁殖期祭の夜は、まだまだまだまだまだ長く…

ドアを開けると綺麗に整えられた銀髪の人間が立っていた。ベルさんだ。


「・・・寝ていたか?」


次から次へと…お前等のせいで眠れんわっ!!って言いたいが、此処はニコニコ笑って、寝てないでとだけ言っておく。

そして次の言葉を待った。


(ニコニコ)

「・・・。」

(ニコニコ・・)

「・・・。」

(ニコ、、ニコ、、、)

「・・・。」

『がぁー!!この、愛想笑いの限界を超えてるわっ!分かるかベルさん、集合写真撮る時に笑顔でスタンバってるのに、いつまでたってもシャッター音が鳴らん時の気持ちが?!挙句、撮れた写真が人生最大にぶっさいくになった時の脱力感をっ!!』


そういって拳を天高く握りしめ力説するも・・・ベルさんは?顔でリアクションは薄目だった。


『くぅっ!この例えが伝わらんのも、その時の気持ちが伝わらへんのも、また腹立たしいっ!!』


そう言うと若干申し訳ない顔をしたベルさん。もうええわと言って、キレ気味に中に入るよう促す。
その時、未だおっさんが作った巣がそのままだった事を思い出す。

慌てて全力疾走でその巣をていっとばかりに蹴り上げた。バラバラになるおっさんの力作・・・。

それを黙って見てるベルさん。


「・・・。」

『こ、こ、今回の件のうっ憤晴らしに、クッション並べて八つ当たりしててん……ははははは………(ナイス言い訳!)』

「そうか・・・」


申し訳なさそうに、納得したベルさん。
私は心の中で特殊部隊のように"クリア!"と呟いた。

  • しおりをはさむ
  • 963
  • 601
/ 631ページ
このページを編集する