ヤンキー・モンキー・ベイビー!

第五章ヤンキー娘、雨降って地固まる。 /お前は一体何処におんねん!そして、怨念はそこにおんねん!

「なぁジル、もう一度確認するが、バカ猿は誰のところに転移したと思う?」

「そんなの祖の王に決まってるだろ。こういう場合、一番確実で信頼できる人間に言うべきだ。だからこうして、王の居室に向かってんだろ?何今更な事を聞くんだよ」


例の王城の隠し通路を使って王の居室に向かう面子。進むにつれて、不安で俺の足は重くなっていた。


「そうだよな……………普通はそうなんだ………普通は……。むぅ、何だろうこのモヤモヤした感じは!」

「・・・。」


ジルの顔が若干強張る。



「因みに、こうなった経緯を考えても普通じゃないっすよ、あの人の頭の中……」


ひょいっと俺とジルの間に入って来てそんな事を言った健太。


「「・・・。」」


俺もジル同様顔が強張った。



そうなのだ引っかかりはそこなんだ。




その発端を思い出す・・・。

カラスから聞いた情報を庭で寛いでいた全員に話した。全員が信じられないという顔をしたが、カラスの情報だというと皆が納得できなくも、ローレリアに行く必要があると答えを出した。


すぐにジルがポポに指示を出す。


「ポポ、悪いが転送を頼めるか。俺と健太…念の為ベルナール、グランも来てくれ」

『私が行ってくる!』

「却……かだ、ん?………」


バカ猿が自分が行くと言ったので、却下だと俺が振り向いたらもう姿が無かった。
バカ猿が居たであろう場所を見続けること数秒・・・。



「ぎゃぁーーー・・・!!」

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