白雪姫とヴァンパイア(1)【完】

第四章 姫君と薔薇 /蘇る声




あれから、二年。

今日は、十二月一日だ。


遠い昔か、近い過去か、それは分からないけれど。

私は、昨日のことのように思い出せる。


一時の夢だった。

そう思えれば、どんなにか楽だったはずなのに。


幸か不幸か、あれは現実。



変えられない、たった一つの、現実だ。


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