晴れのち虎9【完】

秋晴れのち霜柱 /主婦1年 過去


「妃頼ちゃん…。」

エントランスの手前で声をかけられた。


きっと、傍から見たら危ない人…。


「どうしたの?大河なら会社だよ?」

「俺がこのまま会社訪ねたら、また不審者扱いだよ。」

「フフッ。もう大丈夫なのに。上がる?」

「いや…ここで…いい。」


ゆっくり近づいて来た彼に、妙な違和感…。

「妃頼ちゃん…」

「な、何?」

「大河に…気をつけろって…伝えて…。」


そう言った彼は、
私を抱きしめた…。









と、思ったのに…。



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