晴れのち虎13  【本編完結】

新緑のち陽炎 /主婦3年 感慨

だけど、なくならない気分の悪さにただ首を振る事しか出来なかった。



病室が決まり、案内されると病衣に着替え横になる。


個室なのは手続きに呼ばれた時、私の代わりに行った大ちゃんの配慮。


あまり口を動かさず、

「勝手に決めてごめんなさい…」

そう言うのが、やっと。


ベッドサイドに椅子を持って来て、


「ねぇ妃頼、そのすぐに謝るのやめない?妃頼が悪い訳じゃないだろ?」


少し、切なげな瞳を私に向けてそう言った大ちゃん。


けれど、実際全ての負担は大ちゃんに降りかかって来る。

わかってはいても、申し訳ない気持ちがなくならない。



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