端役の気持ち

罪と罰

 


 原型をとどめないほど顔を腫らせた彼女たちを目の前に突き出さられる。


私を背に隠し暴走族という集団の彼らを威嚇する葵と怒りに顔を歪めている律と薫を見てどちらが善と悪に見えるのだろうか。


幹部と呼ばれる彼らの腕の中にあの加納まあやがいて、せきをきったように泣きじゃくっている。



「謝れよ!」


「いい加減にしろよ!卑怯だぞ!」



周囲には暴走族の集団もいて。




「卑怯なのは一体どちらなの?」



気が付けば勝手に言葉が出ていて、よけい彼らの怒りを買っていた。







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