端役の気持ち

溺愛

「愛してる。」





何度も何度も刷り込むように語りかけた。





我ながら狡いと思う。
姫さんの心が弱っている隙をつくかのように言葉を尽くす。



愛と言うものに飢えている姫さんに。
情と言うものに飢えている姫さんに。



俺がどんなに愛してるかを切々と訴える。



いい年した、姫さんから見たらとうにおっさんやけど。
姫さんを愛しとる気持ちだけは誰にも負けん。












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