「此は呪詛ぞ。そちに逃れる術は無きと心得よ」

呪詛、とは。
何と甘美な響きではないか。

お互いを大切に思う男女達の願いの果てには――。

時は、平安末期。

今、契約の赤子が産声をあげた―――。


互いに思う想いは唯一つ。




この話は私にとって、思い入れ深い話です。

楽しんで戴けたら幸いです。