ファシネーション【完】

第4章 /つながる



10月も半ばに差し掛かったある日。
そろそろ忘れかけていたあの人から連絡がきた。



【久しぶり。最近どう?】



あの夜で終わったものだと思っていたのに。
やっぱり貴方は優しくて誠実だね、拓也。



【久しぶりだね。私は元気だよ。拓也は?】


【仕事が忙しすぎて風邪ひいてた(^_^;)
ようやく治ったんだけど、そのうち会える?】


【大丈夫?無理しないでね💦】
【会えるよ!いつがいい?】


【明日は?】


【大丈夫!】



トントン拍子で予定は決まった。



拓也は今、自分の職場の近くに1人でアパートを借りて住んでいる。


明日も残業がありそうとのことなので、私が拓也のアパートのほうまで出向くことになった。


地元のほうに戻るよりも近くて、実はかなりありがたい。

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