校内戦争 【編集中】

6章 /覇王


兄貴と別れ、2時間ほどたった午後10時。


私はある倉庫の前で、バイクを止めた。

倉庫の中は、バイクが近づいてきた音にも気づいていないくらい騒がしかった。

…お姫様の、誕生日パーティー開催中らしい。


『紅奈は、悪者役ってわけだ』


兄貴の言葉が脳裏をかする。
怒りと憎しみで、理性が崩壊していく。

私はその怒りをぶちまけるように、入口のドアを蹴り飛ばした。


バァァァァァンッッ!!!!


盛大な騒音ともに私は倉庫に足を踏み入れた。


一瞬訪れる静寂。


私はゆっくりと顔を上げた。

呆気にとられている男達の奥に、男5人と女が1人、ソファーにゆったりと腰掛けている。


私は真っ直ぐにそこを見据えて、歩き出した。

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