校内戦争 II

1章

「だからさ、」


もはやキレる気力なんて残ってない。半ば呆れながら、蹲る男達を見下ろした。

愛着湧いてくんぞそろそろ。

永遠に越えられない柵に突進し続ける犬に「なにこの犬超可愛い」の原理まであと1歩だよ。


「しつこい、お前ら」




青春の1ページを見事に飾った文化祭。
あれから1年──────



なんて平和ぼけする空白時間はなかった。
あれから1週間。

私は毎日、登校下校時間をある男達のために費やさないといけなかった。


その名を聞けば、誰でも竦み上がる最恐の暴走族、Dark Emperor。

の、はずなのに。
私はもう奴らを身近にさえ感じ始めていた。


「なんなんだよ毎日毎日。いい加減やり方変えろっつーの」


真正面から突然現れ。大人しくついてこいとほざき。私が断り。致命傷を避けるような、中途半端な攻撃をしてきて、私がこてんぱんにしばきあげる。

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