校内戦争 II

2章

次の日の朝。

ムスッとした顔で生徒会室に入ってきた玲亜を見て、私は思わず頭を抱えた。


「特攻隊長と、副総長のコンビでした」


撒こうにも撒けなかったんだろう。
玲亜の手の甲は血だらけだったし、口元も切れていた。

瑞希が馬鹿みたいに荒れ狂ったのは言うまでもない。
無論、私にとっても、玲亜がついに怪我をさせられたことも、敵方のヤバいのが2人揃って送り込まれてきたことも、これ以上このままにはしておけない問題であることを意味していた。


生徒会室のドアに手をかけると、私の脳裏をある言葉が過ぎった。

兄貴に言われた、あの言葉が。



「...玲亜がやられたらしいな」


廊下に出て歩き出すと後ろから声が聞こえた。
奴の煙草の匂いが漂ってくる。


「元々俺らとは敵対関係だ。奴らの行動の意味が分からなくても、潰せばそれで問題解決...違う?」


私は深くため息をついた。
まさか、あの馬鹿みたいな提案にすがろうとしてるなんて...。


「違わないけど、」

「...」










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