お隣サンのヒミツ 【完】

彼のいる世界


パーティー会場に着き車を降りると
レッドカーペットが引いてある道を進み
中に入った。

すでにたくさんの人が会場内にはいて
有馬さんがその顔ぶれに驚いているのが
視界の端で見えた。



『すごい人...』

「みんな音楽界では名前の知れた人達ばかりだよ。」

『そう...緊張した方がいい?』



思わず千里にそう聞いてしまった。

ここに来るまでは緊張していたはずなのに
いざ会場に入ってみるとさっきまでの緊張は
いつの間にか解けていた。

千里がそばにいるから。
千里が"私がいい"と言ってくれたから。

今、私は緊張せずにこの場に立つことができている。

  • しおりをはさむ
  • 78
  • 17669
/ 191ページ
このページを編集する