狼とシンデレラ 【完】




私もこの世界に触れてみたい
彼らの生き様に触れてみたい


彼らの優しさに触れ
彼らに優しさを与えたい




「私…今…すっごく楽しい」


私がそう呟くとユズルは無言のまま私の右手を優しく握った



「お前は…偉い」

「え?」

「ちゃんと自分の力で頑張って変わる事が出来た」

「それはユズル達のおかげで!!」

「違う」





ユズルが私の手を握っていない方の手で私をゆっくり引き寄せた


「お前の力だ」



そしてユズルが私の唇を塞いだ


…私はゆっくりと瞼を閉じた


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