狼とシンデレラ 【完】



サラサラの金髪に色素の薄い瞳
耳に沢山ある無数のピアス


肌の色は男の子にしては白く、そして身体付きも細い





こんな太っている私にも申し訳なさそうな表情をして謝ってくれる


きっと友達が沢山いて人気者なんだろうなぁ




そういえば彼は見たことのない制服を着ている


私は全ての制服を把握しているわけではないが近辺の学園などの制服は大体把握済みだ




桜凛の姉妹校の中等部全てにこのカラーのネクタイはないし…
ここらへんの人じゃないのかな?



そんな事をぼーっと考えていると
彼は中々喋らない私に困惑しているようだった


「あの、本当に大丈夫ですか?」



「い、いえ、邪魔な場所で立ち止まっていた私の方こそ悪いしこちらこそごめんなさい」


私がそう言うと彼はホッとしたようにニッコリと微笑み、改めて小さな声で私へごめんなさいと告げると軽く頭を下げると華奢な身体で少し重圧感のある扉を開けて本屋さんの中へと入っていった



ここの本屋さんって扉が少し重いんだよね
私が開けてあげたほうが良かったかな



さて、私も入るか


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