狼とシンデレラ 【完】

きっかけはあなた /隠れた優しさ




キーンコーンカーンコ―ン


「おーい、チャイムなったぞ。学級委員、号令〜。」

いつもなら号令をするはずの学級委員が黙って下を向いている


シーン


担任も首を傾げ今のクラスの状況がつかめないようだった

「おーい!学級委員!!」


その声にハッとした学級委員が急いで立ち上がる

ガタッ

「はっ…はい!き、起立!礼!」



「お前以外起立も礼もしてねーぞ~!まあいいや終わり~」



ガハガハ笑いながら担任が教室から出ていった




「…おい、おっ…お前」

山口の子分が私のそばにやってきた

「なによ」

私はキッと睨むと冷たく言い放った



そんな私の今までとは違う強気な態度に子分たちは頭にきたらしく、山口の前でかっこつけたいのかわからないけれど私の腕を掴んできた



「ちょっと!離してよ!」

やっぱりチカラでは勝てず強い力で腕の自由を奪われた

「黙れ!ブタの分際で!!!!」



興奮状態の子分が私に向かって右手を振りかざしてきた


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