甘い執事と秘密の恋

ショッピング /瑠衣Side

文ちゃんと別れ、朝通った道を一人歩きながら空を見上げると大分日が沈み月が姿を現してきている。


近くの家から漂う美味しそうな香りが空腹を刺激する。

これから家族揃ってお食事かな、なんて思うと少し、ほんの少しだけ寂しさを感じた。


両親は海外の仕事で最近は何時も一人の食事…

どんなに暖かくて美味しくても、好きな料理でも、なんだか…味気ない。


アスファルトの上に伸びている背の高くなった影を追い掛ける様に歩けば幾分寂しさは紛れて、あっという間に屋敷に着いた。

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