絶対的魔王様【完】

一方的じゃない

少しずつ外の景色が緑色から赤とか黄色になって、紅葉が見頃の時期になろうとしていた秋口。



永苑が生まれてからも相変わらず響生のマンションに放り込まれていた私。


永苑を抱っこして床に座る私の目の前、ソファに踏ん反り返っている魔王様・響生からすごい不機嫌オーラが出ている。




「……」

「……」

「……」

「……」




なんて沈黙が重たいんだろう。


大学から帰って来てからずっとこの調子。

いつも機嫌がいいわけじゃないけど、こんな不機嫌オーラをずっと放出されていたら堪ったもんじゃない。



重圧に押しつぶされている私はともかく、永苑はまだ空気も読めないからオモチャ持ってわらってるけど。



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