絶対的魔王様【完】

嫁は召使い、友人は下僕



こんにちは、みなさん。玉置です。

はい、あの霧神の学校での雑用係の。




3月。

世間では学生が春休みで有意義に過ごして、社会人は移動や送迎会で忙しい時期。


ここら辺では有名な国立大学では卒業式が行われていた。





「ーーーおーい、霧神!」



普通ならあまり卒業式には関係ない大学在学生や、大学院一年生の女子にやたらと囲まれていた男。


この大学で一番目立つ男、霧神響生を呼べば、スーツにきっちり身を包んだ彼が振り向いた。



あんまりにも綺麗な顔立ち。女が黙っていないもの分かる。


だからこんなに卒業生じゃないやつらに囲まれていても、理由は分からなくはない。



それでもここまで女たちが集まるとは思わなかったが。



「霧神、先生が呼んでるぞ!」

「あぁ、サンキュ」




霧神が女たちに声をかけると人混みを出てくる。

その視線から逃げるようにさっさと人目の少ないところに向かった。


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