絶対的魔王様【完】

霧神響生とその嫁とは



久しぶりに実家に帰ってきた。

私、響生の姉の花恋は大学のころから家を出ているからあまりこっちには帰ってこない。


後継は響生だったし、彼が反抗的だったときも私は絶対に家を継がないって意思表示をしていた。



それは私が前妻の娘だからとかじゃなくて。ただ、才能の問題。

響生の方が家には合っているって小さい頃から分かっていた。









「帰ってくるの久しぶりね」



夜、夕食時にお母さんがニコニコしながら言ってくる。

娘が帰ってきて嬉しいんだろうな。



「半年ぶりくらい?」

「そうね。あなた帰ってきてくれないんだもの」

「結婚してるのに頻繁に帰ってる方がおかしいでしょ」



私だって一応結婚しててもうすぐ30歳。頻繁に帰ってこいっていう方が難しい。



「響生と真夜さんは?」

「夏祭り行ってるわ。真夜さんが子供たち連れて行きたいって言ったから」

「あの響生が連れてったの?」



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