蒼衣を失ったその後…


世間はなにも変わらず動いていく中、
ひとりだけ取り残された。


ねぇ耀―…


あたしたちに、幸せな未来はありますか?

何を信じればいいのだろう。




どこまでが本当で、




どこからが嘘なのか。





あのときのあたしには、それを見抜く術なんてなかった。





あの雨が降った日…




確かにあたしたちは、愛し合っていたんだ。






あたしは信じるよ。





耀…





この命が尽きるまで。