十字架と天使を持つ女神④

chapitre 29 /罪の終わり・天罰の始まり

「それじゃぁ、みなさん。俺らは帰るんで」

「だな。オレらから《天使》を奪った場所になんて、長居したくねーし」


託と千尋がそう言うと、

「……ですね」

そう言って、アキは紘や理皇たちに背を向けて歩き出し、

「じゃ、皆さん。帰りましょうか」

そう言って、傘下の連中に指示を出す。




その指示に従いつつも、何かあったのだろう。何人かは、アキの所へ向かい何かを、相談している。


そして、EDENを埋め尽くしていた、連中が帰るのを見届けたアキは、知に、

「あの《堕天使》。そっちで適当にしちゃっていいですから」

「わかった」

「まぁ、壱と栄が適当にするでしょ」

衛のその言葉に、

「確かに。あの2人には今回、嫌な役回りさせたからな」



そんな、【kaamos】の会話を聞いていた、夾は思わず、

「あいつに、何するんだ?」

そう、聞いていた。

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