十字架と天使を持つ女神④
chapitre 25 /楽園を支配する者たち
「今から、この楽園を俺たち【kaamos】が、支配します」
そう言って、現れたアキに南斗と理皇は驚きを隠せない。
一方、彼の存在を知らない神風は、食って掛かろうとする。
「何、言ってんだよ!ここが、どこだか知ってて、テメーはそんなこと言ってんのかよ!!」
そう言って叫ぶ夾に、アキは、
「えぇ、もちろん。紛れ込んだ≪堕天使≫に気付かず、≪天使≫を追い出してしまうような…………。そんな、連中の集まる所でしょう?」
そう言って、クスクス笑う。
そのバカにしたような、そんな言葉に彼らがキレないわけがない。
あらすじ
『神風』という暴走族。『神風』の頭は『英雄』と呼ばれ、そして『英雄』に愛される女を『ジャンヌ』と呼ぶ。愛を知らない、孤独を抱えている、そんな女の子と英雄との物語
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総合ランキング148位獲得!(2012年02月)