4人の狼と囚われの子羊。 【完】

万緑叢中紅一点 /スミレの場合。 1






素直になって考えてみよう、と思ったものの…。






あたしはショウさんのこと、蜂谷兄弟のこと、知らな過ぎた。






ってことで…話を聞いてみようと思ったんだけど…。






相変わらず冷たいランくんには何も話してもらえず…。





ミドリくんに帰り道で話を聞いても、


「何々?おれに興味出たってことは、おれのこと好きなってくれたの?」


と誤解され…。






うーん。



どうしたものか…。





あたしはそう考えながら夕食を作っていた。







「どーかした?」


隣でヒロくんが首を傾げる。





今日はヒロくんと2人で当番なのだ。





「ううん。何でもない」






「そ?…何か考え込んでるみたいに見えたから」








0
  • しおりをはさむ
  • 343
  • 13234
/ 376ページ
このページを編集する