4人の狼と囚われの子羊。 【完】

万緑叢中紅一点 /スミレの場合。 2





次の日、バイトから帰ってくると、ルリさんとランくんが夕食の準備をしていた。





「ただいまー」


「ただいま」



ミドリくんと声を掛けると、


「あ。お帰りー」


とルリさんは笑顔で返してくれた。





「お帰り」


ぼそっと呟いたランくんは作業を再開する。





「スミレちゃん迎えに行く前にDVD借りてきたんだ。ルリちゃんが観たいって言ってたやつも借りたよ」


ミドリくんは笑顔でルリさんに言った。






「ホント!?」


ルリさんは目を輝かせる。





「後でみんなで観ようよ」


ミドリくんはそう言うと、リビングに入っていった。





「やったー」


ルリさんはにこにこだ。





「よかったねー、ルリさん」


あたしは思わずルリさんに微笑んだ。












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