4人の狼と囚われの子羊。 【完】

万緑叢中紅一点 /スミレの場合。 4






「お疲れ様でしたー!」


「スミレちゃん、お疲れー!」


「淋しいよー」



まだ夕方なのに、周治さんが用意してくれたワインをしこたま飲んだメンバーは何度もあたしにそう言ってくれた。





送別会も、レストランの開店前だから、急なお願いでも周治さんは進んで席を用意してくれたみたいだ。





…しかも…タダで…。






「スミレちゃーん。もうちょっと一緒に働こうよー」


「そうだよー」


「何なら就職、ここにしちゃえば?」


「おー、そりゃいいなぁ」


「蜂谷さんのコネで一発でしょー?」


などと話は盛り上がる盛り上がる…。





楽しいスタッフに囲まれてホントあたしは幸せ者だ。











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