4人の狼と囚われの子羊。 【完】








「え?」





「“彼氏”だろ?」



鳶色(トビイロ)の瞳があたしを捕らえる。



あたしは見つめられるのが恥ずかしくて、思わず目を逸らした。





「ダメ。目逸らすな」



ぐいっ、と顎を掴まれ、顔を正面に戻される。





蜂蜜色の髪があたしの前髪に触れそうな程顔が近付く。





ドキドキドキドキ…





わー!



もう心臓、限界!





「ヒ、ヒロ…」



あたしがそう言った瞬間、


「サンキュ」


とヒロが呟き、頬に軽くキスをされる。





「!!」



思わず目を見開いたあたし。





ルリさんといい、ヒロといい、簡単にキスとかしちゃって…この家おかしい!






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