4人の狼と囚われの子羊。 【完】

青天の霹靂 /スミレの場合。 3






「スミレってさー。何か感じ変わったよね?」



ヒロくんは段ボールを持ち上げながら、あたしにそう言った。





蜂蜜色の髪にたくさんのピアス。



そんな近寄りがたい雰囲気だったヒロくんだが、話してみると意外に優しかった。



…でも、カンが鋭そうで、ちょっとイヤだなぁ…。





「…そんなことないよ。
蜂谷くんの勘違いだよ」



「“蜂谷くん”っつーなって言ってるだろー?」



「あ。ごめん…」


あたしは思わず謝る。





まだ、慣れないんだもん、仕方ない…。













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