4人の狼と囚われの子羊。 【完】

紫電一閃 /つばきの場合。 2






ガチャ


リビングのドアを開けると、4人の視線があたしに集中した。





「つばき」


「つばき!」


ヒロとミドリが立ち上がり、あたしに駆け寄る。



「スミレは?大丈夫なのか?」


「スミレちゃんは?」


「…大丈夫。それより…」



あたしは一度深呼吸をして、


「あんた達に話があるの」


と蜂谷兄弟4人を見据えてあたしは言った。



「……」


「……」


ゴクン、とミドリの喉仏が動いた。



「つばき…聞かせて」


ショウさんはゆっくりと立ち上がる。



「……」


ランは相変わらず少し離れたところで壁にもたれていた。



でも…お風呂から上がってそのままだったのか、瑪瑙色の髪はまだ濡れていた。



「……」




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