それは運命のいたずら[完]

二人暮らしのその後 /素直になりましょう



ある日。清宮さんの家に遊びに行ったら、出迎え早々に彼を驚かせてしまった。


「おい。どうした、その格好」

「マスクとサングラスですけど、変ですか?」

「ああ、すんげぇ違和感。おまえ、探偵にでも就職したのか?」



季節は春。

この時期にこんな格好で外を出歩く理由は、ただ一つ。



「花粉症です」

「ああ、なるほどな」

「目が痒いし、鼻もぐしゅぐしゅします。くしゃみが出そうで出ない感じがずっと続いてて・・・」



数日前に花粉症になってしまった。

医者へ行くと、花粉症というのは突然なるもので、しかも一生付き合っていかなければいけないらしい。



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