プティ・アパートで会いましょう

プロローグ /プロローグ





いつかお父さんが言っていた。





『人生には魔法のような瞬間があるんだ。だけど、その魔法を一生のものとできるかどうかはお前次第だ。』





人混みを一人で歩いている時、寂しく一人でお酒を飲む夜、私はその言葉を思い出す。




寝る前に鏡を覗いてみる。




そこにはパッとしない地味な女が一人。






”愛があったらこの鏡に映る女は、輝いて見えるのかな?”






そんなことを考える。



けれど、いくら朝を迎えても、同じような夜が来てしまう。







神様、私に証明してみてよ。



”愛”の力を。



”愛の魔法”を。





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