プティ・アパートで会いましょう

俺様眼鏡野郎との出会い /俺様眼鏡野郎






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「何で…お兄さんがこの部屋に…?」






エレベーターが開くと、その前には思いがけない人物が立っていた。




いくらお金持ちそうだって言ったて、ここは普通のお金持ちの家じゃない。


神崎飲料の社長だよ、神崎飲料!!!


そんな会社の社長がこんなに若いはず無い…。





つまり…、





社長のお客さん…?



そうだ。



きっとそうだ。



なるほど…、これで辻褄があう。



佐々木さんがこんな夜遅くにわざわざ焦って私を呼んだのは、まだ帰れない社長の代わりにこの人をもてなして欲しいからだ!



全く、それならそうと電話で言ってくれればよかったのに。



いきなり電話が来てビビったじゃん。



「お兄さん、そこに立ってるのもあれですし、あっちのリビングに座ってください。」



「…。」




眼鏡野郎に黙ったままものすごい顔で睨まれる。




「そんなに怒らないでくださいよ、私が来るまで玄関に立たされていたからって。」



「…。」



「はあ。そんな顔してると福が逃げちゃいますよ。」



「…。」




何なんだ、さっきから。



確かにバーの時も全く私とコミュニケーション取ろうとしてなかったけど、私を見る目が全然違う。



さっきは面倒くさそうに私を見てたけど、今はものすごく怒ってる…。



バーの時より機嫌が悪そうだ。



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