プティ・アパートで会いましょう

近くこころ /頭から離れないアイツ






「何で部屋を汚していくんだ?」




床に散らばった物を見て、つぶやく。







パタ、パタ、パタ







そして、そのままその周りを歩く。





”謝りなさよ!!!!このくそ眼鏡!!!!”




”何かを、誰かをを思いやる気持ち、尊敬する気持ち、愛おしむ気持ち。そういういろんな形の愛がお金よりも大事なことを知ってるから。”




”バカだから、カードを見つけたら私のことを信じてもらえるかもしれないって思っちゃうんです…。”






「ああああ!!!!!!!!」




首を振る。


あの女が物を置いていったせいで、気になって仕方がない。


アイツの顔と、アイツの言葉が。




「信じる…?信じるだと…?さっき初めて顔を見て話したやつを?」




フッと鼻で笑う。




「あり得ない。絶対に。」




なのに何でだ?


こんなにも心が揺れてるのは。



0
  • しおりをはさむ
  • 1
  • 0
/ 73ページ
このページを編集する