浮気の代償【完】

その後、 /特別な休日なんです。





クリスマス前の倫生さんと秋乃ちゃんです。


一応、同棲し始めて、はじめてです。




佐々木さんside、


少しだけ、お付き合いください。





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「りおさーん…!」


「んー?」


「クリスマスって、サンタさんがくるんですよー?」








知ってましたー?と笑っているのは、ご存じ秋乃。




俺は、はいはい、と適当に返事をして遅めの昼食を作る。



だけど、あー、答えになってませんよー、とペタペタと音をたてながら近づいてくるのが聞こえる。



そして、とん、と可愛い衝撃とともに、背中に感じる体温。




(……ほんと、)






腹部にまわってくる手に笑みが零れる。








「でも、良い子にしてないと、プレゼント貰えないんですよー。」









相変わらず、間延びした話し方でマイペース。


ふふふー、と笑う声を背中に直に感じる。





起きたばかりだからか。


心なし、いつもよりふにゃっとしている。






俺は、腹部にまわってる小さな手をやさしく包み、一旦はずす。



えー、と不満そうな声が耳に届くが、

再びそれを繋げる。



向きを変えて正面から。







「へー、じゃあ秋乃は、貰えるか微妙なところだな。」








俺の顎あたりに、ある頭にそれをのせる。


そして、ぎゅっと、包み込む。










今日は、特別な休日です。















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