浮気の代償【完】

本編 /現在の話。





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それから、本当に佐々木さんは私の傍にいてくれた。




どんなに私が泣いても

どんなに私が立ち直れなくても

どんなに私が思い出しても



ただ何も言わず、私の傍にいてくれた。





‟何で、そこまでしてくれるんですか。”






何度となく吐き出した言葉。


私が、

その言葉に何を託して、何を期待したのかは、

今となってもわからない。


(というより、)


わかる覚悟を持ち合わせていない。

(…まだ)



それに、

決まって返ってくるのは



”俺は、お前の教育係だからな。”



という言葉。



その言葉が返ってくる度、感じる

(少しの安堵 と 少しの落胆…)



それ以外の答えが返ってきても



(…何も答えられないのに。)







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