自称、普通の高校生

*佐伯 麗華 視点*


今回の物語の始まりは...そう、あたしがここ、風雪高校へと転校して来る少し前になるかしら?


いつものように、男を侍らせて街へ行こうとしていた時のことだったわ。


男共の話がつまらなくて、あたしは電車の窓から外を見てたの。


そしたら、結構タイプの男二人組を見つけたのよ。


遠目で見ても分かるほどスタイルがよくて色気がある男と、小柄でかわいい系の男だったわ。


今すぐにでもそちらへ駆けていきたいと思うほどだったんだけど、生憎その時は都合が悪かったの。


2人に比べたら劣ってるけど、そこそこの奴らを侍らせているところだったからね。


仕方なく指を咥えて2人を見てたんだけど、それが良かったのよ!


あたしは、運命を感じたわ。


あたし達の乗っている電車がその駅から出発する直前、あたし好みの最高の男が、あの2人組に駆け寄って行ったのよ!


うふ、これって、運命だと思わない?


あぁ、早く彼と出会いたいわ。


...


-このしばらく後、その彼 ―谷山 透― から、視線を向けられるのだが、もちろんそれに彼女が気付くことはなく、お互いがニアミスを果たすことになる-


...


ってゆうのが、物語の始まりよ。


あたしは彼の事を調べあげ...ることは何故か出来なかったから、代わりに彼の周りにいた2人の事を調べたわ。


そして、彼へと繋がる手がかりを得たの。


風雪高校1年3組の、谷山 透っていう情報をね?


彼があたしと同じ学年だなんて、これも運命よね?


ちょーっとお父様にお願いしたら、彼と同じ高校、それも、同じクラスへと転校することを許してくれたわ。


0
  • しおりをはさむ
  • 259
  • 123
/ 405ページ
このページを編集する