ブラックベリー Ⅰ 【完】

Chapter 2 -第2章- /A position -位置-



お昼に、また生徒会準備室に行くようになって3日目。

浅黄も、会長も早良さんもいなくていいから、せっかくの出会いを変な意地で無にしてしまうのはもったいないと思って、またここに通い始めた。





「窓があいてるから、久しぶりに柚芽ちゃんがいるのかな、と思って」


そういって入ってきたのは、早良さんだった。


正直言って、ちょっと驚いた。


今まで、会長と一緒に来ることはあっても、一人でここに顔を出したことはなかったから。


それに、浅黄とふたりっきりで話すことがなくても、

会長とふたりっきりで話すことがなくても(会長の場合、話すことがないなんてありえないけれど)、

別に気にはならないけど、早良さんとふたりっきりで話すことがないというのは、
なんだか気不味い。



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