ブラックベリー Ⅲ 【完】

Chapter 6 -第6章- /HIKARI -光理-








「光理っ!」


正門まで走っていけば、そこにいたのは予想通りの男で。



華王のグレーのブレザーに反し、

誠陵は黒の学ラン。



それだけでも目立つのに、

長身の上バランスのとれた長い四肢、

今時珍しい漆黒の髪に白い肌は、

衆目の的で。



門柱にもたれかかって両腕を組み、

どこか物憂いげにじっと自分の足元に視線を落としている姿は絵になって、

すれ違っていく華王の女生徒が視線を向けている。





が、あたしは知っている。


あれはただ、い眠ってるだけだと。



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