ブラックベリー Ⅲ 【完】

Chapter 6 -第6章- /Influence -影響-









正確には、

腰に絡まった腕のせいで起きられはしなかったけれど、

頭を上げてくるりと周りを見渡す。




「変われば変わるもんだなぁ~」



そんなことを呟く声は、

足下の方から聞こえる。


見れば、そこにいたのはとても見慣れた顔―――



「お前さ、待ち合わせしたの覚えてねぇの?
ドタキャン?
俺を待ちぼうけさせておきながら、自分は彼氏といちゃついてるってどうよ」



パイプ椅子に、背もたれを抱く形でどっかりと座り、

じぃっと見下ろしてくるのは―――



「……光理!?」



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