花くれない【完】

第一章 /亀裂





あの衝撃的な日から1週間が経つけれど、今まで通りの平和な日々を送っている。




りおも、あの時のことについて話してくることはなく、何事もなかったかのように過ごしている。






でも、私はりおみたいに何事もなくとはいかず、あの公園を通って帰ることはなくなった。



"まだ明るい時間なら大丈夫じゃない?"って思うかもしれないけど、念には念を入れることに越したことはない。









それに、もう金髪には会いたくないし。





あの公園は繁華街からは離れていて、住宅街のど真ん中に位置している。




そんな場所にどうしていたのかは分からないけれど、公園へ行くことで少しでも出会う可能性があるならば、行かないことにした。











私の知らない世界を知るあの人が、怖くて怖くて堪らないから。



私には眩しすぎる人だから。







関われば、きっと私は私じゃいられなくなる。













は~、新しいとこ探さなくちゃな。


思わずため息がこぼれる。





お気に入りの場所だったから、ちょっと、ううん、かなりショックを受けている状況。





りおも気に入ってたのに...












0
  • しおりをはさむ
  • 477
  • 285
/ 452ページ
このページを編集する