花くれない【完】

第三章 /仲間








コンクリート造りの建物を見上げながら、想像してたよりも広い敷地に圧倒される。





私が今いるのは白虎の本拠地で、事の発端は私の発言。



蘭たち以外の白虎のメンバーに会わせて欲しいと蘭にお願いしたこと。



私を助けてくれたのは蘭たちだけではないのに、お礼を伝えられていないことが気がかりだったから。






それにしても、至る所にカラフルな頭の子たちがいるな。



金髪や銀髪を毎日のように見てるから耐性はついていると思ってたのに、こうしてカラフル少年が一同に会すると目が...





「何やってんだお前。さっさと来い、置いてくぞ」






老人が若い子を見るように、私には眩しい頭の数々に目を細めていると、もう見慣れた金髪に急かされる。




蘭の髪って羨ましいくらいに傷みを知らないよね。



でも、りおにはやっぱり負けるけど。






蘭の後ろを雛鳥のようにくっ付いていく姿を見ながら、少しだけ笑ってしまう。

















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