愛されるその日まで1

 

カランカラン


ここに来る時毎回思うけどこのカランカランって音うるさい…


で、いつもの呆れた声が聞こえ…ない?


ん?聞こえないだと?


不思議に思って下げている視線を上にあげると客がなにやら遼にすごい勢いで舌をまくしたてていた。


「おい、お前!! コルネイユに渡していた情報はまだ調べられていないのか!?」


「だからコルネイユは気分屋だって知ってんだろ?お前もそれを承知でコルネイユに依頼したんだろうが。」


なるほど…


そいつのせいでこっちに気づいてはいるけど
対応できないわけか



しばらく留守にしてたからな。
文句の一つでもあるとは思ってたけど…

要件がコルネイユ
これはあたしが対処しないといけない案件だね



「そこの男。何か困りごとか?相談にのるぜ?」


後ろから男に声をかける



「あ!! やっと来たよ。ったくおせぇよ」


初めて気づいた風に話す右京



「なんだ、お前は!! 若僧には関係ない ひっこんでろ!!」



若僧ねぇ…腹が立つな。このおっさん。
せっかく丁寧に相談に乗るって言ってやってんのに



若僧という言葉で私のボルテージが一気に下がった


「でも俺に用があんだろ?」


さっきよりも低めに声をだしちょっと威嚇


気がつけば右京はそっと外に出ているところだった


右京のやつ…飛び火を喰らわないうちに出ていきやがったな。


でもそれは正解かも。
もしかしたここのBARが戦場になるかもしれないもんね





そう…私はこう見えてかなり短期なのだ。


見下されたり、そのような発言をされると無性に腹が立つんだよね。

さっきの若僧って言葉もそう。


その言葉を男が吐いた時の目が見下し感がはんぱなかったんだよね…


若いのはしょうがない。

でも若いから何もできないって思われるのが大嫌い


なにも全てそうじゃない。若いからこそ出来ることだって沢山あるんだから。


「は?お前、頭大丈夫か?俺が用があるのはコルネイユっていう情報屋だ!!」


イライラしている私に更に覆いかぶさるかのように言い放った男。


…どう調理してやろうか
この思考回路が遅い豚男


「だから俺に用があるじゃねぇかよ…二度も言わせんじゃえねぇ」


殺気を振りまく私。



「な!! だからお前に、よう…は…もしかして…お前が!!」



やっと気づいたのかよ。っとに頭の回転わりぃな。


1回言った時に察しろよ。コルネイユの名前を知っていると言う事は、それなりのやつなんだろ?


誰から聞いたんだか…呆れて言葉も出ない
どうせ金を払って教えて貰ったんだろ。

つーか、金払われて口を割る奴も大概だと思うけど

この豚男……後で吐かすか。


「お前、コルネイユの名を知ってるほどのやつなら、コルネイユに対するご法度も承知での行動だろうな…」


「ひぃっ…」




今更ビビっても遅いつーの。




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