愛されるその日まで1

  /生きる意味

迅side

遼太郎がいる病院に入るとそこには、明らか一般人じゃねぇ奴らがごろごろいた。

ってそんな周りの状況よりも麗那だ!!

「遼太郎!!!
麗那を助けてくれ!!!」

「大丈夫だ

今の麗那の状況は分かってる!!
お前ら!!準備しろ!!!」

遼太郎の掛け声でストレッチャーが運ばれて来て、遼太郎は俺から麗那を受け取る


そして麗那は集中治療に運ばれて行った



「迅、取り敢えず服をきがえないと」

放心状態の俺に声をかけた昴


「服ならこれを使ってくれ。
久しぶりだな。二階堂の若頭」

服が入っているであろう袋を渡しながら 久しぶりと言い放った男

「てめぇは………」

こいつは確か、麗那の家族の翔つったか?
ってそんな事よりも……

「なんで親父までここにいんだよ。」

「お前が弱ってると思うから喝をいれてやろうと思って来たら案外大丈夫じゃねぇか。迅……」

「流石に麗那の心臓が止まった時は焦ったが、
ここまで来ればあとは遼太郎が必ず麗那を助けてくれるしな……」



ってそんな事言いながら微かに手が震える……



はっ……情けねぇな


「お前でも震える事ってあるんだな。
あの冷淡冷酷の非情人間とも言われてるあんたが……」


冷淡冷酷で非情人間か……

翔の言う通りだな


だが確かに前までの俺ならそうだったろうな…
でも麗那に会ってあいつに一目惚れして、あいつ無しではもう生きれねぇと思える程、好きになってた。


そもそも女を好きになったのも、一目惚れしたのも
女を助けたいと思って女の為に動くのも
振り向いて欲しくて色々したいと思ったのも麗那が初めてだった


思い出すのは麗那の、いつもポーカーフェイスだけど
どこか嬉しそうに微笑む麗那の笑顔

家族の為に無茶をする麗那


「ねぇ翔……
こいつが俺らから麗那を奪った男なの?」

「奪ったって……
別に拉致った訳でもなんでもねぇだろ。
最初は無理やりだったかもしれねぇが、今は麗那の意思でこいつのとこに居る。」

「そんなの奪ったも同然じゃん!!」

0
  • しおりをはさむ
  • 671
  • 69
/ 389ページ
このページを編集する