愛されるその日まで1

 

鬼ごっこが始まって1週間が過ぎた今。

未だに捕まえられていない若様御一行

正直さ…しょぉ〜じき。飽きた。つまんない

ここまで捕まえられないとは思わないじゃん!!

何してもいいんだよ!?

私、車とかに無理やり連れ込まれるとか
束になってかかってくるとか
銃撃戦とか、色々楽しみ、……覚悟してたのに。

覚悟が無駄になってしまった。

あたしだって鬼ごっこだけをしてるわけじゃないのに



今日はその若様の親父さんとその他の組長たちと会ってお食事会なのだ!!

まぁお食事会という名の飲み会だけど。

これがまた楽しいったらありゃしない
高い酒から珍しい酒まで用意してくれる


親父さんや組長たちの年齢はオジサマと言われる
年齢のお方達……

それなのに話が合うのだ

あ、若様はこと事知らない。
会うということ以上に仲良しだなんて知るよしもない

そう。自分でいうのもなんだけどコルネイユのおかげでかなり顔の広い私は、いろんな組長たちと知り合い

で定期的にこうやって飲み会に誘われる
若様の親父さんもその1人だ

親父さんはコルネイユを利用してもらってからの仲だ。

あの時はびっくりしたよ。
1人であのBARに護衛など付けづにやってきて

“仲間を助けたい。だけどこっちだけでは情報が足りない頼む…力を貸してくれ。”

と 頭を下げた。

決して簡単に下げてはいけない立場の人が…

こんな名前も性別も何もかも不明な自分よりも明らかに年下のガキに頭を下げた。


その組長の心意気に惚れて直ぐに依頼を受けた。
断る意味すらなかったしね。


とまぁ…そんなそんなこんながあって今にいたる

今でも仲良くしてくれる親父さんや組長たちには感謝だ
それっきりの関係にしたくないなって思えた人だったから。

それからこんな感じに飲み会に誘われるようになった。だからかな?

おじ様たちが好きになったのは

あ、別に恋愛的で好きな訳はないからね?
尊敬の意味で好きだね

いろんな経験の話しが聞けるし
同時にいろんな情報も入ってくる。


親父さんや他の組長たちも信頼してくれているのか
かなり際どい情報まで話してくれる。


だからもし、親父さんや他の組長たち
また私の大事にしている人達が困ったいるのなら
全力で助けるし情報もありったけ渡す。


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