化け物と愛の唄

作者八神 星

歌が大好きな理沙はひょんなことから化け物とみんなから恐れられている司と出会い仲良くなる本当は優しくて素直な司に惹かれる理沙しかし、突然司から別れを告げられて__

"いかないで"


それが言えてたらなにか違ってたのかな

大好きで大切で誰にも渡したくなかったのに




目を閉じるとそこにはいつも君がいたよ

忘れる日なんてなかったよ

ずっと好きだった




本当の気持ちは言葉にして伝えなきゃ伝わらないって教えてくれたよね



体温が低くて冷たい君の手も

秋の風にやさしくなびくサラサラな髪も

ほのかに香るラベンダーの香りも



もう一度



もう一度、触れたい

もう一度、笑い合いたい



もしもあなたが化け物だったとしても私は歌い続ける

このちっぽけな愛の唄を