極道恋人【完】



「あんた、ほんまいきなり飛び出していかんといてくれる!?」

「でも…ピアス…。」

「…あれ、私が渡したやつやろ?」


………。


コクン



私はちょっと怖かったけど、素直に頷いた。



「ごめんね…茜。」


私は謝ることしかできなくてただ下を向いていた。

すると、横で茜のフーという鼻からのため息が聞こえた。



「別にいいよ、こんだけ必死に追いかけてくれたってことはそんだけ大事にしてくれてるってことやし。」


茜はそう言って私の肩に手を置いた。


それと、同時に自分のふがいなさに涙が出た。

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